



人のからだは、本来順応性に優れていて、恒温(温度を保つ)動物としての特質を有しています。
けれども、最近の子供は「恒温動物」に発達せず、外気温が高ければ体温が上がり、低ければ体温が下がる傾向がつよく、「変温動物」化しているとの指摘があります。
例えば、鳥類とほ乳類の体温は、環境の温度が変化しても、一定の範囲内に保たれています。
これに対し、無脊椎動物全部と、脊椎動物の魚類、両生類、は虫類鳥類などの動物はすべて変温動物であって、体温は外気温に従って変動します。
触れて冷たく感じるところから俗に冷血動物といわれています。
これに対し、恒温動物は、寒くなると「熱をつくれ」という脳の命令が出て、熱をつくる体内の働きが生まれます。
この能力は、生まれてから2~3週間で備わります。
しかし、最近の赤ん坊は、産院でも自宅でも快適な室温が維持され、寒さ体験の機会が少なく、熱を作り出す働きが鈍いと言われています。
また、暑さに対する体温調節の面でも、冷房などにより能動汗腺の発達が抑えられます。
能動汗腺の発達は「3歳までにどれだけ汗をかいたか」で決まります。夏場の運動時に子供が熱中症に罹るのは、この体温調節機能の退化が大きく影響していて、空調による温度環境が、人の体温調節機能をダメにしているのですね。
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