設計部
佐藤 隆幸 Sato Takayuki
美大で油絵を学んで、手伝いのつもりで入った設計事務所の先生が茶道の名人。茶室の真髄を目の当たりにして(驚愕して!)そのまま建築設計の道へ。
モネもフェルメールも等伯も、バウハウスも現代建築家の諸作品も、僕にとっては同じ地平にあります。
住宅建築で大切なことは、調和とバランス。内と外の関係性。日常と非日常をゆるやかに結びつけるための調和であり、私たちの暮らしが豊かなものになるために関係性をデザインすることは、とても重要なことなのです。
玄関へ向かう路地は、日常から非日常へ移行するハレの空間。リビングから見える緑や眺望は、何ものにも代えがたい生活の宝物です。
住宅設計に携わって30年余り。大分から大阪へやって参りました。休日に京都の古寺を歩くのが楽しみで、クラシックの古いレコードも楽しみのひとつ。
根っからの活字人間なので、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」がmilestoneです。
所持資格:二級建築士
物事を単純化するのは、実はとっても難しい。
でも永田さんは住宅を単純化することが、とってもうまい。
シンプルな暮らしが心地よいのと同じように、住宅がシンプルならば暮らしやすい。
だから永田さんは全部わかっていたのだ。
とびっきりの居心地の良さを。
食は台所にあり。家の中心は台所にあり。
食こそが人生を、暮らしを楽しく豊かにしてくれる。
料理好きの中村先生と話すと、やはりというか必ず食の話になる。
中村先生が好きな伊丹十三さんも食の人だった。
七輪にダッチオーブン。とまらない創意工夫。いったいヒトはどこまで食を追い求めるのだろうか。
おなか一杯になったらね。
谷崎潤一郎 陰翳礼讃
岡倉天心 茶の本
森下典子 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
ありすぎて、いつか書きます。
だしが好きです。椎茸と市販のだしと白だし醤油と日本酒で作ってみました。
つくね、春菊、長ネギ、絹ごし豆腐で一人鍋。ご飯はあさりの炊き込み飯。
ひとことで言うと、うまい。
もっぱら音楽はレコードで聴くようになりました。
真空管のプリアンプをつなげると、以前よりもっと音が良くなりました。
だからというわけではありませんが、クラシックやジャズの割合が多くなった気がします。