ANATOMICA KYOTO

パリに本店を構えるブティック
「ANATOMICA 京都店」を
空間デザイナーのmangekyoさんと作り上げました。

店舗と住宅では建物に対する考え方が異なります。
デザインイメージをどう形にするか、
「町家」という不安定なベースを相手に、
足したり引いたり、
あとは治したりしながら職人さんたちと作り上げました。

潰して新しいものを建てる。
おかしなことではないと思いますが、
自分が作ったものが
そんな風にされたらやっぱり悲しい気がします。

この町家は残していく価値がありました。
デザイナーさんともできるだけ
元の建物を生かすということを大切にしていました。
建物を建てた当時の人は後世、
まさかこんな形でまた
人々に使ってもらえるなんて思ってもいないはずです。
だから、既存の建物に手を加える手法を考えることと、
また、自分が作ったものもいつか
別の人が残したいと思ってもらえるように
デザインしたいと感じた現場です。

担当 森岡日菜子(設計士)

ANATOMICA KYOTO

  • 設計 mangekyo
  • 担当 森岡 日菜子
  • 竣工 -
  • 構造
  • 所在地 京都市中京区
  • 階数 2階建て

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