伝統的な京町家の佇まいを留めつつ、設計の知識と職人の技術で、
快適な「これからの京町家」として作り上げています。
2つの棟に分かれている今回だから同時に見ることができる、京町家が生まれ変わる工程と、完成した姿。
新たに作るだけではない、
「命を吹き込み蘇らせる」素晴らしさをぜひご自身でご体感ください。
南棟は住居として
北棟は簡易宿泊施設として
現代に相応しい性能と快適性を持つ
「これからの京町家」に生まれ変わります
建物面積:南棟 56.66㎡/北棟 134.35㎡
工法:伝統工法
設計:酒井敬洋
リノベーションが完了し完成した姿をご覧いただけるのが、居住スペースとしてリノベーションを行った南棟です。
居住スペースである南棟は、路地奥にひっそりとたたずみ小さくても心地よく暮らせる空間として完成しました。
京町家で暮らす最大の問題である「夏は暑く冬は寒い」を克服し、一年中快適に暮らせる温熱環境です。
弊社らしい、上質な暮らしが叶う住まいに仕上がっています。
時代を感じられる梁を活かしました。今では手に入らない立派な梁をご覧いただけるのは、リノベーションならではです。
鰻の寝床といわれるほど暗さが大きなデメリットの京町家ですが、設計力で明るい空間へと作り替えることが可能です。ぜひ現地で明るさをご体感ください。
南棟だけで楽しめる庭がどこから見えるのか、酒井の考える「個の空間」づくりをじっくりご覧いただき、光と影が織りなすゆるりとしたひと時をご体感下さい。
リノベーション中の姿をご覧いただけるのが、簡易宿泊施設としての役割を持つ北棟です。
大きな梁がひときわ目を惹くこちらの京町家は、伝統工法で建てられているためリノベーションも伝統工法で行います。
現在、多くのお家は在来工法で建てられているため、伝統工法の構造が見られるのもとても貴重な機会です。
路地奥にひっそりとたたずむ南棟は、小さくても心地よく暮らせる京町家へと生まれ変わりました。
「日常の中にふと訪れる非日常のひととき」が味わえる庭を眺められる浴室空間を始め、暮らしの中でいくつもの贅沢を味わえるお家です。
現在、簡易宿所へと改装中の北棟は、南棟との間にあった増築部分を減築し新たに庭を設けることで、二つの空間がつながりより魅力的な空間へと生まれ変わります。
京町家ならではの趣を活かしつつ新たな魅力が広がるこの場所を、どうぞご体感ください。