2024日本エコハウス大賞
1.日本エコハウス大賞の審査会
初めて建築関係の審査員を務めて色々と楽しくそして審査の難しさをよくわかりました
私、清水の視点でブログで報告です
2024年7月17日に日本エコハウスの審査会が開催されました
今年のテーマは「明るい未来が見えるエコハウスの提案」でした
私も当日は審査会の会場へ東京まで行きました
審査会の様子はこちらのブログからです
審査はプレゼンシート数枚です
1枚づつ真剣に確認をしていきます
不慣れな作業といつもは応募する立場なので応募する方の気持ちになると
本当に選べない状況になります
それでも自分の審査のポイントにあった作品を選びなが進めてました
そしてその夜にはノミネート作品が選ばれました
審査員の皆様、関係各位様お疲れ様でした
外に出ると真っ暗でした(笑)
2.最終審査会
最終の審査会は2024年9月24日(火)に東京大学にて審査です
私も初めて東大に入りました(笑)
生まれて初めて東京大学に行きました(少し緊張しました)
審査員の前准教授が東大なので最終審査会を東大で開催しました
本当に広い大学です。流石は東京大学です
最終の審査会はライブでも見れるようになってました
ここでは審査員からインスタでの紹介もしてます
私はリノベーション部門
Reborn「災害に屈しないと宣言した親子のリノベーション」
モデルハウス、自邸部門
タキナミ+鎌倉寿建築設計室「タキナミモデル/福井パッシブハウス」
を紹介させて頂きました
最終審査会は12:00~18:00の長丁場でした
ノミネート作品の方達のオンラインでの最終のプレゼンです
審査員からも各プレゼンの方に質問をして
「なるほど!うーん」と色々な意見が出ます
この中でグランプリをどう決めるの?
ノミネート作品はどれも凄い作品ばかりになります
審査員で何度も打合せを重ねます
審査員長の伊礼先生も言ってましたが「どれもいいです(笑)」
それぐらいレベルが高くなってます
断熱性能も付加断熱が当たり前になっていて今回は太陽光発電も当たり前にあります
前先生からも「レベルが高くなってます!」
そんな声も聞こえてきてます
私はやっぱり工務店の立場なので施工精度や経済性も併せて聞いてました
どれもいいですがグランプリを決めないとダメです
そして話し合いの結果でグランプリ作品が決まりました
楽園住宅+鎌倉寿建築設計室
「健康に暮らせる快適な社員寮/岩村パッシブハウス」
今回のグランプリ作品は社員寮になります
色々な事を話しましたがこの作品はベトナムからきて頂く
社員さん達が快適に暮らせる社員寮です
通常は社員寮は経済性の観点から建築費が安く済むのが優先にされます
働く社員さんの寮を快適なパッシブハウスで暮らせる社会性も素晴らしかったです
私も法人相手にあえて建築費が高くなるパッシブハウスを提案され
それを会社の方が納得をされてるのに共感が生まれます
今年のテーマ「明るい未来が見えるエコハウスの提案」にも合います
建築も素晴らしいかったですが社員の方達を大事にされてるのも分かります
そして個人的には楽園住宅さんがグランプリだったのは
審査員が言うとダメですが本当に嬉しかったです
心からおめでとうございますと言います
最後に最終審査が終わり記念写真です
3.第8回 日本エコハウス大賞 シンポジウム
2024年11月22日(金)東京ビックサイトにて
東京ビックサイトにてジャパンホームショウで開催されます
大きな会場の中で始まりました
審査員、受賞者とのディスカションもあり「これからのエコハウスの在り方」
そんな話も出てました
私からは
「関西で高断熱住宅が根付くように活動をして15年以上経ちますが
注文住宅、リノベーションで普通に高断熱住宅がつくられ
集合住宅や社員寮にも高断熱で建築されてます
こんな喜しことはないと思います」
日本エコハウス大賞は2015年からでした
「かっこいいエコハウス」で意匠も性能も併せたエコハウスが目標でした
そして「リノベーションでもエコハウス」
今年は「社員寮でもエコハウス」にと社会に認知されてきてます
今年も新住協の会員さんも多く受賞されてます
活動を通じて少しでも社会にとってのエコハウスが広がればと思います
今回は初めて工務店として日本エコハウス大賞の審査員をさせてもらって
審査の過程や作品の募集にも携わらせて頂き
「なるほど」と思うのが何度もあり本当に勉強になりました
最後に審査員の皆様方、関係各位の皆様方、受賞者の方
全ての方にご苦労様でした
これからも日本のエコハウスを頑張りましょう!
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