今日は断熱施工であまりにも酷い写真です。
知合いの人から大手ローコストメーカーのZEH仕様の断熱施工です。
普段は他の仕事の事は書きませんがあまりにも腹立たしいので書きます。
土台の上に断熱材の隙間があります。
防湿フイルムも本来土台まで施工しないとダメです。
もう無茶苦茶です。
本来筋違がある場合はフイルムをいったん外して施工します。
上記は私が講師を務める省エネルギー技術者講習会でのテキストです。
袋付のグラスウールは袋の耳を重ねて施工しないと
防湿層が連続しません。
弊社の大山崎で施工をしてる現場です。
弊社では袋付のグラスウールは使いません。
別貼りタイプでしますがグラスウールの性能は同じです。
メーカーは違いますが高性能グラスウールです。
断熱材の厚みは分かりませんが仕様書、見積書では同じになります。
書面では同じ性能のグラスウールです。
この仕事の違いで同じ金額にはならないです。
ここで建てた人達には仕事の内容までは分からないと思います。
ここまで杜撰だとほぼ断熱材の性能はないと思います。
それでも一部のローコストメーカー、建売住宅では
省エネルギー住宅、長期優良住宅、ZEHになります。
現場の断熱施工をしてる大工さんが悪いとは思いません。
何故ならすごーく安い値段で仕事をしてるのは知ってます。
コストダウンのしわ寄せか?会社の方針か?
それは分かりません。
最終的に決めるのは施主さんです。
量産ハウスメーカーさんの営業さんは現場の事は分かりません。
それより会社からの営業ノルマ達成が大事になります。
結論から言うと泣くのは住まい手さんになると思います。
断熱施工の欠陥は壁をめくらないと直せないので……
「値段は値段だけの価値」それは分かりますが
同じ業界人としてなんとかならんのか?と、切実に思います。
今日のメルマガではもう少し詳しく書いときますね
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。