先日の水・木に研修で岐阜県恵那市に行ってきました。
NPO法人 新住協の理事を務めてる金子建築工業の
金子さんの所へ住宅長期支援センターさんと
新住協 関西のメンバーで行きました。
以前からどうしても行きたい場所でしたので
休日を返上しての研修です。
6畳用エアコンで約40坪の家を快適にします。
ここでの実測は東大の前教授と一緒にされています。
秘密は壁の内部です。断熱+土壁です。
外部の仕上げ材、付加断熱材グラスウール、構造用合板
壁内部に充填断熱(ネオマフォーム)、土壁です。
断熱の仕様としては付加断熱がされてます。
土壁なので熱容量が違います。そこで現場へ
大工さんが作業をしてました。壁が土壁で柱が見える真壁になってます。
以前から熱容量を大きくするとゆっくりと温度の変化がなり
夏場も冬場も一定の温熱環境になるのは分かっていました。
しかし、今の時代に土壁をするとコストも上がりので
とても大阪では現実的ではないのですが
ここではこの方法を取ってます。
伝統的な土壁が実は一番、温熱的に環境がいいのは
少し勉強した人達は皆知ってます。
でも、実践をしてる人は私の知るかぎりではここだけです。
断熱が無く(少なく)で土壁をやられてる人は知ってますが・・・
今回はこの熱容量を考えるために行きました。
やっぱり「百聞は一見に如かず」で本当に勉強になりました。
そして金子さんの言葉ですが
「岐阜の恵那では、
このやり方が一番冷暖房費も落ちて
省エネになって良いですが、
関西では関西の気候に合わせて考えないとダメですよ」
その通りです。
同じ仕様でのシミレショーンをすると関西では冷房費が
上がるようになっていました。
「工務店なのでその地域に合った家を建てる」
これが一番です。
こんな家を見るともっと頑張って勉強しようと純粋に思います。
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