先日の新住協関西支部の設計部会に
ダウ加工さんが来られて色々と面白い
お話や資料も頂きました。
その中で基礎外断熱と床断熱の比較がありました。
弊社でもほとんどが基礎断熱です。
基礎外断熱にするか、基礎内断熱にするかは
その時々の条件で変える事が多いですが、
床断熱は最近は施工してません。
その理由は気密が取りにくいのが
一番の理由です。
そして基礎断熱で基礎内部も
熱的境界では内部にしてるほうが
施工していても安心です。
しかし結露に関しては…
床断熱がすぐれていると思ってましたが
それは間違いでした。
ダウ化工さんの実験棟です。建築後2年だそうです。
温暖地において床下の温湿度変化の測定です。
基礎外断熱は夏季の高温多湿の
空気の流入がないため、絶対湿度が低く
土間コンクリートの表面温度が露点温度を
下回る事が少なく、土間コンクリートの表面に
表面結露が発生する条件がほとんどないです。
床下断熱は高温多湿な空気が流入する為
露点温度が土間コンクリート
表面温度を上回り表面結露が発生する
条件になりやすいです。
基礎断熱でもコンクリートが
乾くまでの間は余剰水分の蒸発により
床下空間の湿度が高くなる傾向にあります。
徐々に水蒸気が抜け2年目以降は
安定した状態になる。
と、の感じです(^^)
難しい事はともかく
私は引渡しの際には
コンクリートは3年、木は5年程で
やっと乾燥します(^^)
だから、
お家の完成は5年後ぐらいです(笑)
と、答える事も多いです!
まぁ これで床断熱をやらない
理由がまたひとつ増えました(^^)
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