先日の北海道の視察第2弾です
南幌町です
みどり野きた住いるヴィレッジと言う新し街並みがあります
ここに北海道の地元の建築家と工務店が組んで町並みづくりをしてます
本当はこの企画が上がった時に当時の南幌町の役場の人達が弊社に来社されてました
ちょうど里山住宅博を開催する少し前だったと思います
では北の住まいはこんな感じです
「南幌まちなかの家」設計:山本亜耕建築設計事務所 施工:㈱アシスト企画
本州と異なり北国の屋根は雨、すなわち液体の水をいなす構造の他に雪や氷(個体の水)に対する配慮が欠かせませんでした。
建物の周囲に重たい雪が落ちる屋根型のままでは入り口も窓も安全に取ることはできません。
それでも当初は片流れ屋根のように一方向のみに雪を集中的に落とそうとしましたが
落下する雪の圧力で壁は傷み、軒先は折れ・・根本的な解決には至らなかったのです。
そんな時1961年に札幌の建築家、前田敏雄が従来とは逆勾配となる屋根を開発しスノーダクト屋根と命名しました。
原理は写真のように屋根の勾配を建物の中央部に向かって取り雪は冬の間、
屋根の上に載せたまま解けた水のみ中央に集めて排水する仕組みです。
当初は屋根材が防水性と凍結に不安が残る板金であったため、
雪こそ落ちないものの漏水事故が頻発しましたが、
この「南幌まちなかの家」では水槽やプールに用いるシート防水を使って
この屋根型を作ることでそうした不安を解決したそうです。
大阪生まれの大阪育ちの私はこんな雪を見るのは生まれて初めてです
勿論、外気温は氷点下になってます(笑)
これで暖かいと言われても答えようが無かったです
壁の中はこんなに断熱材が入ってます
高性能グラスウールが295mmぎっしりと入ってます
屋根は350mmの高性能グラスウールです
関西でここまでするとほぼ無暖房住宅(暖房費が限りなくゼロ円)になります
外は-4℃でも家の中は20℃ぐらいあります
こちらは設計 アトリエmomoさんと新住協 札幌支部支部長 武部建設さんです
北国の家の感じが凄くします
吹抜けから薪ストーブです
壁にはブロックを使ってます。蓄熱には一番効果がありそうです
こちらは設計 山之内建築研究所 施工は晃和住宅(株)さんです
外観は普通ですが内観は関西ではあまり馴染みが無いブロックです
建築家ですね
北海道ではそこまでブロック積が珍しくないそうです
あと2棟ありますが主にこの3棟を山本亜耕さん、武部さんに案内してもらいました
本当に各家が暖かいのが凄いです
窓の外はこの風景
雪が窓まで積もってます(笑)
この風景の中
冬の北海道の人達は家の中でアイスを食べてます(笑)
ビックリな日常です!
今回は建物紹介です。次回はもっと凄いのを楽しみにして下さい
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