新住協関西支部 2019年第1回 定例勉強会です
1.工務店発表 谷中幹工務店 代表 谷中 伸哉氏
2.町と家の「あいだ」を考える 建築家 伊礼 智氏
3.新住協のめざすところ 新住協代表理事 鎌田 紀彦氏
豪華メンバーにての研修会となりました
1.工務店発表 谷中氏です
和歌山県田辺市の工務店さんになります
新住協関西支部の中でも一番南になり
田辺市でも海の近くなので白浜とほぼ同じ地域になります
温暖地域でのQ1住宅を自邸にて建築をされました
谷中氏はデザインにも拘り
建築家 伊礼 智氏の住宅デザイン学校の卒業生です。
恩師の前での発表になりました
2.町と家の「あいだ」を考える 建築家 伊礼 智氏
木造の工務店、建築士の間では知らない人はいないぐらい超有名人です
新住協関西支部では年に一度ぐらいは有名建築家を招いて建築の勉強をしてます
伊礼氏は沖縄出身で沖縄の原風景のお話です
伊礼氏が子供の頃に書いた沖縄の原風景です
建築家は絵が上手いですね
沖縄の民家の写真です
写真の家の正面にヒンプンと言うのがあります
ヒンプンがあるので大きく開口部を開けても道路から家の中が見えません
良くできてます
現代の大阪の家なら大きな窓をつけて少し塀で目隠しをしてるよう感じです
そしてもう一つは「アマハジ」と言う大きな軒です
絵は伊礼氏の実測です
沖縄なので夏の日差しをカットしてくれる大きな軒部分です
家の高さがとてもよく
家の開口部、軒の高さ、ヒンプンの高さがうまくつながってます
伊礼氏の建築の原点が沖縄の民家だとよく分かります
その後には事例の発表もありました
伊礼氏の家は天井高が2100になります
これは暮らしにはすごくいい高さになります
勿論、吹抜け等もあり高い場所も意図的につくってます。
天井高をおさえ家の高さもおさえて周りの環境にも配慮をします
そして家は造園も一緒に考えます
居心地のいい場所をつくりそこに開口部(窓)を設けます
本当にうまい設計です
「設計ってどれだけ外部を取入れるかでしょ!」と締めくくりました
長時間の講演を有難うございました
3.新住協のめざすところ 新住協代表理事 鎌田 紀彦教授
新住協のこれから目指す家です
先生からは技術的な事はもうほぼ終わっていてこれからは
Q1住宅の普及をめざしていく
その為に必要になるのはデザインでありコストバランスです。
デザインは各自の頑張りがあるとおもいます。
コストに関しては関西でちょうどいい断熱性能で
過剰でもなく過不足でもないトータルに考えます
今回も内容が深い研修会になりました
最後に伊礼氏と懇親会の写真です
懇親会でも建築談話に花が咲き建築三昧の一日でした
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