先日、新住協の総会の際に
昨年、当社にて床下エアコンの温度測定をした
結果の論文を渡してもらいました。
「エアコンを使った冷暖房環境の快適化に関する研究」
全ページで155ページにもなります。
エアコンの設置例です。(名称は個人邸なので隠します)
当社から床下エアコンを設置して頂いた3件の事案です。
その中の一つで
上の写真の図3?2のが上手くいってますので紹介をします。
(現在は図3?4が増えてます)
夏の温度測定です。
この他に床下エアコン、リビングのエアコン、2階寝室のエアコン
の各吹出し口の温度測定もして合計が11地点になっていますが
吹出し口の温度表は省きます。
そして考察です。
「1階と床下では床下エアコン吹き出し温は改修後に2度ほど上がっています。
リビングの温度は逆に2度ほど下がってます。
床下エアコンを介して床下と1階の空気が循環しリビングの温度に影響を
与えてると思われます。
床下エアコン吹き出し温の振れ幅が改修後は少なくなっています。
これは改修後に床下と1階の空気が循環し始め安定した
運転状況となり床下エアコンが機能し始めたと思われる。」
と、なってます。
ここで分かったことの整理ですが
1.外気温度が36度ぐらいまで上がっても
リビングは28度ぐらいをキープしてます。
床下では改修後に24度ぐらいです。
ずーっと一定の温度なのが凄いです。
2.湿度に関しては
リビングは60%前後をキープしてます。
床下に関しては70%前後になります。
3.施工が悪いと床下でショートサーキットを
になりエアコンの運転も強・弱を繰り返す
結果になっています。
条件は床下エアコンを24時間つけていただきました。
気になる光熱費はオール電化の家庭で
約12,000円程です。参考ブログ
やっぱり、高断熱住宅は凄いです。
日々、勉強です。
当社の裏側ではこんな地味な作業をしてます。
Qpexで省エネを計算する
家を建てる。実測をする。住み心地を聞く。
結果を考え次につなげる。
そんな仕事をしてます。
明日は暖房編に続きたいと思います。
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