設計部
森岡 日菜子 Morioka Hinako
古い建物が好きです。長い間手入れされてツヤツヤな床や、そこでの人の暮らしぶり、大きく育った緑が家を覆うような姿に魅力を感じます。
これから建てる新しいお家が、時間が経って古くなるほど、魅力が増して愛着が溢れるような、そんな家作りのお手伝いができればいいなと思っています。
好きなジブリ映画は「耳をすませば」、
好きな場所は鴨川の上の方、
最近、スパイスカレーにはまっています。
所持資格:二級建築士
私が中村好文さんに触れたきっかけは好文さんの文字とスケッチでした。
ユニークで可愛らしいそのフォルムに惹かれたのですが、中村さんの暮らしに対する楽しい感情がそのままスケッチに現れていることに気づいた一冊です。
「自然素材、高断熱、高気密等々、ノウハウ本もたくさん出ています。もちろんそれらも大事です。けれど、もっと大切なことが住宅にはあるのではないか。」ということを掲げ、心地よい住まいについて述べています。
12章にわたるテーマの中で、私がおすすめしたいのは2章「ワンルーム」。
小屋が大好きな好文さん、私はこの本を読んで小さい空間へ憧れるようになりました。
堀部さんの言葉はとてもわかりやすくて、親しみを感じます。
昔住んでいた街にとても好きな家がありました。周囲に溶け込み、主張しないけど、落ち着いた家の立ち姿や少し風化した板張りの外壁がかっこいい。
毎日前を通って眺めていました。のちにそれが堀部さんの設計した家だと知るのですが、その控えめな建物のようすと堀部さんの人柄が私の中で繋がった一冊です。
この本では、時と場所にふさわしい住まいの姿について、事例とともに説明してくれています。
日本の古くからある民家のように、正しい立ち姿をすることが、これからの住宅が目指すところだと勉強させてもらいました。
少し住宅からは離れて私の嗜好です。
21世紀美術館が有名な西沢さんの建築に対する考え方はとてもソフトです。
例えば気持ちのいい原っぱに大きな屋根をかけるとそこは人の居場所になる。建築はタテモノを作るのではなく、外と中を緩やかに繋ぐ環境をつくること、と私は西沢さんの考えを解釈しています。
そんな西沢さんの建築の中で「豊島美術館」がとてもおすすめです。
瀬戸内海の豊島、そこには大きな白いかたまりのような空間があって、それ以外は何もありません。何をするわけでも無い、ただ自然を感じながら時間を満たすとても素敵な場所です。
日常から距離を置きたい時に、余暇を過ごす場所として行ってみてください☺️
最近は新年に必ずと、年に何度か登山をしています。
秋に登った岩湧山のススキ(ダイヤモンドトレイルと呼ばれています。)がとても綺麗でした。ところで、頂上で食べるご飯はなぜあんなにも美味しいのでしょう。
自然と疲労は最高のスパイスです。食べることが好きな私は、食べるために登る、といっても過言ではないのかも。最近、カセットガスバーナーを使いこなすようになりました☺️
畑を始めてみました。私の好きな映画に「リトルフォレスト」という自然と生きる女性の物語があります。育てた野菜を食べる、単純ですが、なんだかとても嬉しい気持ちになります。食べることが好きな私は食べるために育てる、といっても過言ではないのかも。
まだまだビギナーなので、OBさん方アドバイスをください!今年は春菊を収穫できました🥬
映画はお気に入りのものを何度も見るタイプです。
「かもめ食堂」「カルテット」「little forest」「南極料理人」「海街daiary」そしてジブリ映画、この辺りはずっとリピートしています。
最近見た映画で心に響いたのがビム・ヴェンダースの「PERFECT DAYS」という映画です。
東京のトイレで働くある清掃員を描いた話で、淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえますが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちています。
映像もとても美しい映画です。
最近海外旅行に行きました。行き先は香港🇭🇰!
カルチャーが入り混じった街並みと人々の生活感の溢れる集合住宅にエネルギーを感じました。
また、「飲茶(ヤムチャ)」と呼ばれる、中国広東省、香港、マカオを中心に行われている中国茶を飲みながら点心を食べる、という慣習を体験しました。セイロに入った小籠包、甘辛く味付けされた肉麺が美味かった😊
お茶好きな私にはとても魅力的な食文化でした。
食べることが好きな私は食べるために旅行…。