Q1住宅とは?
大阪ならびに近郊地域において、次世代省エネルギー基準に比べて、年間の暖房エネルギー(エアコン代)を4/10以下に削減出来る家のことをQ1住宅と呼びます。
2018年現在、弊社では標準化(レベル2~3を推進)しており、近いうちに全棟Q1住宅の実現を目標としております。
レベル1で4/10・レベル2で3/10・レベル3で2/10・レベル4で1/10になります。
図のグレーの部分が、節減できた暖房エネルギー量を示しています。
Q1住宅づくりに欠かせないQPEX
QPEXとは、新住協が開発・作成を行ってる温熱ソフトです。
お家を建てる前に、地域/断熱材の種類・厚み/窓の種類/換気等を入力し、冷暖房費のシュミレーションを行います。
これから住む場所の環境に合わせてシュミレーションを行うことで、より理想に沿う家を建てることができ、予算に合わせたスペックを選ぶことができます。
Q1住宅を建てる際に重要なポイント
1:窓は性能ごとに選ぶ
方角によりガラス面が受ける日射取得熱が異なるため、弊社では、方角によって働きが異なるガラスを使い分けています。
南側は積極的に日射熱を取り入れたいので日射取得型、
北側は日射熱の取得に期待できないので、断熱型、
東側・西側も基本は遮熱型のガラスを選ぶことが多いです。
しかし一番大切なのは、家を建てる場所、建築地の環境に合わせたガラス選びを行うことです。
2:コストと効果を考えた熱交換換気扇を選ぶ
換気による熱損失は、高気密化により少なくなっていますが、未だ大きな部分を占めています。
シックハウス新法でも換気設備を設置することが義務づけられており、住宅の断熱・生活環境に置いて設備選びが重要となっています。
ドイツ製などの、極めて高性能な熱交換換気扇はコストが高く、太いダクトが天井裏に収まりきらないなどの問題を抱えています。
逆に、国産は熱交換効率は下がりますが、消費電力が少なく、コストも高くなりすぎません。
暖房エネルギーを削減するには、どこがツボなのかを理解し、それを上手にかしこく組み合わせて住宅に適用させることが大事だと考えます。
弊社では、消費電力が少なく、施工性の良いPanasonic 製、ダクトレス熱交換換気システムを使っています。
ダクトレス熱交換換気システムについて詳しくはこちらをご覧ください。
3:断熱材を強化する
●屋根の断熱
垂木235mmの間に高性能グラスウール16K210mmを充填します。
付加断熱を行う場合は、+105㎜木材に高性能グラスウール16K105mmをプラスします。
合計315mmの分厚い断熱材です。
●壁の断熱
通常は柱と柱の間に高性能グラスウール16K120mmを充填します。
さらに付加断熱として外部に+高性能グラスウール16K50mmをプラスします。
●基礎断熱
床断熱と基礎断熱、どちらを施工するのか工務店によって分かれますが、弊社では地域性、施工性、コストと様々な観点から基礎断熱を選んでいます。
物件によって内断熱にするか、外断熱にするか選択しています。
Q1住宅の建築・リノベーションをお考えの方へ
Q値をいい数字にするだけでは、省エネ住宅には、なりません。
また断熱材を単純に厚くすればいいわけでもありません。
断熱材の性能を生かす施工をしなければ、断熱材の意味も断熱施工の意味もありません。
弊社には、高断熱高気密住宅を長年施工した実績があります。
経験を活かした施工方法により、お施主様からは「どの部屋にいても温度差を感じない」「快適に暮らせている」とのお声を頂けています。
Q1住宅、高断熱高気密についてご興味がある方は、ぜひ弊社のモデルハウス、事務所、または見学会にお越しください。
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